第十一回:Bremen
第十一回では構想中のボードゲーム「Bremen」について話します。構想中といえば聞こえはいいですが、要は未完成です。そこのところご了承ください。
さて、このBremenは童話の「ブレーメンの音楽隊」から着想を得たモノです。お話の中で泥棒を驚かすために動物たちがロバ→イヌ→ネコ→ニワトリの順でピラミッドを作ります。この序列が動物の種類で自動的に決まるのが面白いと思ったところから、プロダクトに落とし込むならボードゲームかなぁと考えて手を付けました。最初はハノイの塔とかへの応用を考えていました。
←プロトタイプ
それはさておき、本体とルールの紹介に移ります。
このゲームは2人用で、泥棒側と動物側に分かれて進行します。泥棒側からはどの駒ががどの動物かわからないようになっていて、泥棒は動きからその動物を突き止めながら、動物は行動を紛らわせながら動きます。
それぞれの勝利条件は
動物側
・泥棒の家の前にロバ→イヌ→ネコ→ニワトリのピラミッドを作ること
泥棒側
・20ターンピラミッドが作られるのを防ぎきること
・動物を1体倒すこと
です
ターン制で各プレイヤーに手番が回り、それぞれのターンでできることが
動物側
・いずれかの動物駒を動かす
・銃弾を防ぐ草むらを立てる
泥棒側
・移動+銃を撃つ
・移動+銃弾を装填する
・罠の起動
これらの中から一つの行動を選択することになっています。
その他のルールとして
・動物は自分よりも大きな動物に乗ることができ、その後の移動能力は下の動物に依存する
・動物に乗ったターンにはその下の動物も行動できる
・動物が乗った状態で銃弾を受けると、そのすべての動物が1ダメージを受け、上の動物は後ろのマスに落ちる
があります。
ルールは以上なのですが、このゲーム単刀直入に言って、現時点では本当に面白くないです。その要因として
・ロバと草むらでノーリスクに鉄壁の守りができる
・泥棒側があまりにフィールドに干渉できない
・コンボのせいで盛り上がることなく、勝敗も明らか
・罠が運ゲー、犬に探知能力を持たせることも考えたがルールが複雑化することを回避したい
・中盤で動物を動物に載せるメリットがない
など無限にあります。
改善案として
・移動能力を変化させる「天気」の導入
・泥棒の行動に勝利ポイントの蓄積(5ポイントで勝利)を加える
・そもそも泥棒側も動物にし、両者の条件を対称にする(←有力)
などのアイデアがありますが、まだ実行に移せていないのが現状です。恥ずかしながら数値調整もデバックもまだしていません...。初回プレイが本当に面白くなく、モチベの維持が難しい期です。
これで紹介は以上になります。いや~、ボードゲーム作るのって難しいですね。2人のプレイヤーのバランスが全然取れません。とりあえず対称条件のゲームに改変しようかなぁ。またこれをきっかけにメジャーなボードゲームを買ったりしているのですが、本当によくできているし面白いです。ボードゲームの紹介とか、Bremenの改善案のアドバイスとかあれば教えてくれたら嬉しいです~。
今回はこれで終わります。次回は雑談 or 趣味回になります。ではまた~。
2020/07/05