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第四十五回:Mirror Fitness

happi-barenntainn! こんばんは。春休み、帰省も旅行もできず死ぬほど暇です。誰か僕と遊んでください。まあそんなことはいいとして、第四十五回は「Mirror Fitness」を紹介します。こういう名前の付いた作品を紹介するのは久しぶりな気がしますね...。これは昨年の前期の課題で取り組んだ内容になります。

 

まずそもそものプロジェクトについて説明します。プロジェクトの主題は「医療に関する課題に対してソリューションを提案する」というものでした。医療というと非常に大きな言葉になりますが、このプロジェクトでは、自分の実際に経験した医療に関係する具体的なシチュエーションを基に課題が何かを分析するというアプローチをとります。自分というユーザーをベースに考えていくわけです。

 

そして授業の履修者が各自で考察した課題を全員で共有しさらに分析を深めます。そして最終的には、自分の発見した課題に加えて、他の履修者の発見した課題から一つを選び、合わせて二つの課題に対してソリューションを考えます。課題に対する考察が浅いとここで誰にも選ばれなくて悲しい思いをするわけですね。なんて残酷なシステムなんだ...。ここで僕は他者の課題の新型コロナウイルスの影響でデスクワークが増加し、座位で過ごす時間が著しく増えたことで、腰痛や頭痛などの症状を訴える人が増えている」という課題を選択しました。

 

はい、今思ったのですが、これは自分で考えた課題ではないのでそんなに深く話せることがありません。自分で考察した課題については次回話します。

 

まあこの課題を受けて僕が考えたことは「アナログの肉体の観点から考えること」、「気持ちを切り替えるツール?」的なことでした。前者は僕の好みとして、後者は自分の経験からオンラインワークでは自室という環境特性から公私混同が起こり、時間的・気持ち的に切り替えが難しいという観点からです。そこでコンセプトを「一人でも客観性を持ってエクササイズをする」ということに決めました。

エクササイズについてはまあ単純に体を動かして筋肉や関節、精神状態を整えることを目的としています。そのエクササイズを実際に実行、継続するためにはそれを適度に管理してくれる存在、つまり客観性が必要だと考えコンセプトを決定しました。そして自分が考えた提案がコレです。

 

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端的にいうと壁に等身大の身体の輪郭を投影し、それに合わせて身体を動かしてストレッチ等の運動をするというシステムの提案です。自分の動かしたい箇所、休憩時間に合わせた運動時間の設定をすることで、アプリケーションが運動のパターンを決定して動作してくれます。

投影を輪郭にしたり、短い時間を設定できたりと、できるだけ押し付けがましくないようなデザインをを心がけてはいます。投影サイズを等身大にしたのは、臨場感の演出と、鏡を見ているような客観性の獲得の目的があります。名前にミラーとつけた所以がコレですね。ネーミングセンスないな。

 

あらかたの説明はこれで以上です。そんなに大したシステムではありませんが、自室の壁に等身大の人型が投影されて動いたら面白いと思いませんか?僕は思います(固い意志)。あとどうでもいいことですが、公私混同という言葉、これまでは大体「公」に「私」が入り込むことを指していたのが、今では「私」に「公」が入り込むことを指すようにもなってきたの面白いですよね。

 

今回はこれで以上です。次回はさっき言ったように、このプロジェクトの自分の課題について書きます。やることなかったらなかったで思ったよりモチベーションが上がりませんが、次回もよろしくお願いします。ではおやすみなさい~。

 

2021/02/14