第六回:自室改善計画
第六回は自室改善計画です。これは大学に入って初めてのデザインワークでした。この課題の趣旨としては、「生活をより良くするために、自室における問題点を見つけてそれを改善する」というものです。ユーザーが自分かつ身近な問題に焦点があるので、今思うと最初の課題としてはとても良いですね~。
この課題に対して僕は「モノをあるべき場所に戻す」という点からアプローチをしました。これは、やはり不意に出したハサミや書類などは床に散らばってしまいがち、という問題を解決するためのコンセプトです(当時はコンセプトが何かもわかっていませんでしたが...)。
リサーチとして動線の調査と自室の寸法測定・モデリングはしました。
←Sketch upを利用(使いたかっただけ)
そこからできたプロダクトが以下になります。
最初に単純に、分類のしやすさに焦点を当てた回転式棚を考案しました。小物を分けるモノと本を分けるモノの2種類です。(当時練習していたCADを使いたかったのもある)
←本当は動画だった
次にこれでは根本的な解決にはつながらないと考えて、モノをもとの場所に戻す動機づけの方に焦点を当てました。ここから考えられたのが下の「収納ステッカー」です。
←鍵の収納場所には鍵ステッカー
これはモノの分類をイラストのシールで直感的に行い、それを収納場所に貼り付けるというシンプルなアイデアです。戻したくなる場所の方を整えるという点に着目しているのは、よくある考え方ではありますが、我ながら良いですね~。
さて全体を通した自己評価ですが、今見ても結構ちゃんとしていますね...。掘り込みが浅いとはいえ、本質的な問題が何かということを考えていたのが伝わります。それを踏まえて表面的解決と根本的解決の2つの提案につなげていたのはえらい。順にみると起承転結の流れも作れています。ただ前半はツールに振り回されている感も否めないですね。リサーチと提案の繋がりもかなり甘いです。この時点ではとてもよくやった、という感じです。
今回はこれで終わりです。これまでまあまあ良くできた課題作品を紹介してしまったので、次の課題回は自虐回になると思います。次回は休憩で雑談会になるかもです~。
それではおやすみなさい~。
2020/06/23