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僕の作品アーカイブです

第四十三回:マグネット(ペンギン)

こんばんは。もう前回投稿からちょうど一週間です。今年も時間の流れが速い。今回は課題回で、授業のモデリング演習で作ったペンギン型のマグネットについて書いていきます。コンセプトとかは特にないので、ちょっとモデリングの流れについて触れながら行こうと思います。

 

まずモデリング演習ですが、この授業では3DCADを用いてモデリングをして3Dプリンターで出力するという、3週間くらいの課題がありました。流れとしては

Fusion360モデリング

MeshmixerMeshlabでモデルの処理(メッシュ分割、色指定)

石膏型3Dプリンターで出力

という感じです。

 

①ですがとりあえず僕は自分の力試しがてら適度に難しそうなペンギンを題材に決めました。3DCADは説明すると長くなってしまいそうなので、とりあえず画像を見せます。

f:id:FuruSato:20210117190429p:plain←かわいい

 

普段は工業製品みたいなキッチリと寸法が決まったもののモデリングをすることが多いので、僕がこういう感性的なモデリングをすることは稀です。あまり得意ではないのですが、まあまあ上手くできていると思いませんか?キングペンギンです。ちなみに写ってないですが、ペンギンの背面には磁石を入れるための穴が開いています。

 

②でこのモデルに色を指定するとこんな感じになります。

f:id:FuruSato:20210117190615p:plain←それっぽい

 

そして③の出力に移ります。石膏型3Dプリンターは、一般的に扱われるプラスチックのものよりも、精度が高く成形の自由が利きカラーでのプリントが可能です。難点は石膏なのでもろいこと、あとは本体が○千万レベルで高価なことですね...。維持費だけでバカになりません。一長一短という感じではありますが、それでも石膏型はすごい性能をしていると思います。そんな激高機械で先ほどのモデルを出力するとこんな感じのものができます。

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f:id:FuruSato:20210117190902j:plain←サイズはこんなもん

 

精度、たけぇ...。作ったのが2年くらい前なのであちこち欠けていますが、出力した当時はほとんど完璧にモデル通りでした。まあこんな細い部分が多いギリギリのモデルを作った僕が悪いんですが...。でも細い部分を多くしたのはちょっと理由があって、その高級プリンターがどこまでできるのかを見てみたかったんです(※言い訳ではありません!)。説明は以上ですね。

 

hai、今回はこれで終わります。近いうちにこの3Dプリンター関連の原理とか特徴をまとめたいと思っています。前もこんなことを言った気がしますが今回は本当にやります。モチベ、あります。次回は未定です。ちょっと月末まで課題やらESやらで慌ただしくなるかもしれませんが、頑張っていきます。ではさようなら。

 

2021/07/17

第四十二回:バッテリーケース

こんばんは。最近大寒波とかのせいで寒いですね。僕が住んでいる所でも三年ぶりに雪が積もっています。というわけで今回は前々回に少し触れたバッテリーケースについて紹介します。改めて考えるとそんなに大したものでもないので多分短くなります。

 

さて、みなさんもボタン電池とかのプラス/マイナスの向きが分からなくなることありませんか?僕はあります。ちなみにわずかに出っ張っている方がマイナスで平面の方がプラスです(普通の電池とは逆のイメージ)。まあ平滑になっている方にプラスの文字が刻印されているんですが...。でも普通の電池よりは直感的に分かりにくいと思います。そもそもそんなにボタン電池を使うこともそんなにないんですけどね。

 

前々回紹介したL-CUBEsに使ったLEDライトには12Vの電圧が必要でした。たしか普通のアルカリ乾電池の電圧が1.5Vだったはずなので、これだと8本必要になり非常にスペースをとってしまいます。そこで値段は張ります1つで3Vの電圧が確保でき、サイズも小さいボタン電池を採用することにしました。(少し余談ですが、知ってる方も多いとは思いますがLEDはプラスとマイナスを間違えると動作しません。そこでボタン電池の分かりにくさがすこしダルいなということも思っていました。)

しかしここで少し問題がありました。12Vの電圧を得るためにはボタン電池4つを直列につながなければいけないのですが、乾電池と違ってホームセンター等を探してもボタン電池用の電池ケースがないのです。電気関連に詳しくないので、はんだ付けとかの力技で解決するのにも不安がありました。そこでとりあえずケースを作ってみることにしました。そして何度かの調整を経てできたものがコレです。

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金属のバネに押し付けと伝導の2つの役割を果たしてもらい、それをケース自体のかみ合わせで固定します。プラス/マイナスを分かりやすくするために、閉じた状態の時に普通の乾電池を模した形状になるようにしています。形は3Dプリンターで作りました。ちゃんと期待通りに動作したのである程度は満足です。

 

これで説明は以上です。ちょっとバネの垂直をとるのが難しく、少し傾いてしまったのは残念ポイントですね...。そのおかげで電池の固定がちょっと面倒になっています。だれかちゃんとできる人こういうケース作ってください、僕に需要があります。

今回はこれで以上です。次回は軽い題材を見つけたので課題回になる可能性が高いです。寒くて布団から出る気が起きません、それなのに後期の課題の〆切が迫ってきている気がします。活動しなければ...。ではおやすみなさい~。

 

2020/01/10

第四十一回:ナイフケース

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

というわけで第四十一回は革細工シリーズでナイフケースを紹介します。ちょうど昨年の大晦日に作ったものですね。すごく媚び媚びな感じのカワイイヤツができてしまったと思います。ちょっと否定的なニュアンスになってしまいましたが、自分でもかなり気に入っています。とりあえず写真を見せます。

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はい、映えですね、映え。見てわかるようにナイフの形状のモチーフであるクジラを投影しています。そもそもこのナイフについてですが、「TOSA」と彫ってあるように、だいぶ前に高知に旅行に行ったときに買った土産品です。どうやら高知の海ではニタリクジラという種類のクジラがみられるそうです。かわいいですよね。刃物店の出店で買ったため切れ味も良いです。ナイフはあってもちょうどいいケースがなかったため今回自分で作りました。

 

ケースの形状はナイフの寸法に従って決めました。ナイフの形状自体が特殊なので、しまう時にそのでっぱりで引っ掛からないような形にしました。縫合は白い部分はレース編み水色の部分はロウ引き糸で縫っています。これは見た目をクジラらしくするためという目的もありますがそれはむしろおまけで、もっと合理的理由からこの縫合にしています。まず考えたこととして刃が当たる部分に糸では繰り返し使ううちに刃で糸が切れてしまうかもしれないということです。そこでその部分にはレースを採用したのですが、このレース編みというのは90°以下の角度を回って編むことが非常に難しいのです。そこで刃の当たらない背面部は糸縫いにしました。色はもちろんクジラというモチーフに合わせましたが、ちょっと考えてこの革の合わせ方にしています。ちなみにかかった時間は設計から仕上げまでで6~8時間くらいです。

 

今回の説明は以上です。もう2021年ですね。正直あまり実感がありません。そろそろ修士研究頑張んないとなぁ...。今年の抱負は寝ぐせをつけないことです。では今回はここで終わります。次回は例の電源機構について話すかもです。では今年も頑張りましょう。

 

2021/01/05

第四十回:L-CUBEs

こんばんは。年内最後の投稿になります。第四十回は「L-CUBEs」を紹介します。これは趣味で作ったユニット連結型デスクライトです。まだ作りこみが浅いですが、いろんな可能性を秘めていると思っていて、ひそかな自信作だったりします。まあ2~3年前に作って手つかずになっているんですけどね...。

 

そもそもこれはどんなものかというと、LEDライトを内蔵した半透明アクリルの立方体をつなげていって、連結した立方体の回路がつながって光るというものです。ライトにつながる回路は並列になるので明るさに差が出ることもありません(回路詳しくないので間違ってるかもしれません)。立方体同士は表面につけた磁石の磁力で引き合い、くっつきます。これだけの非常に簡単なつくりです。とりあえず実物の写真を見せます。

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こんな感じです。写真だとちょっとイメージつきにくいですかね...?これは動画のスクリーンショットなので、分かりにくかった方はTwitterにあげる動画を見てください...。

 

一番下のキューブは電源を内蔵した土台の役割になっています。カッコつけてスターキューブと呼んでいます。ここはここで結構工夫したポイントなので、別枠で解説したいと思います。回路を繋げる金属部分は低頭ねじを使用しています。磁石と接触の高さを合わせるのに苦労していたため、その解決策としてねじを使用しました。箱の内部にナットを接着しています。内部はこんな感じになっています。

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これは別にライトだけじゃなくて、例えば(自分じゃできないけど)スピーカーとか充電器とかのユニットを作れば土台のマスターに接続するだけでそのスイッチをオンにできます。直感的に接触だけで電器類のオン/オフを制御できるのはなんか良くないですかくないですか?普段は目に見えない電気の流れ(回路)を見せ、より親近感を覚えるという意図もあったりします。

まあ現状でもそうですが、回路にあまりに疎いのでちょっと目的達成まで遠いのが残念ですね...。ちょっとは勉強しなきゃなぁ。

 

最後に昔にポートフォリオ用に作ったポスターを見せて説明を終わります。

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今回はこれで以上になります。次回はこれのマスターキューブの話か、趣味回にします。寒いですね...。世の中の感染状況も大変なことになっているみたいで、皆さんもどうか健康に過ごしてください。それでは良いお年を~。

 

2020/12/31

第三十九回:消しゴムハンコ

お久しぶりです。今は一時的にだいぶ落ち着いた生活をしています。というわけで今回は趣味回で自分で作った消しゴムハンコをゆるゆると紹介していきます...と思い完成品を探していましたがまあまあ紛失してしまっていたので、資料が残っているヤツについてぼちぼち話します。

 

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これは高校生の時に作ったものを集めた写真です。実家を出るときに撮ったのでもう5年以上前です。手近なポケモンシール(パンについてくるヤツ)やタウンワークのジョブーブをトレースしたものですね。左下の羊のはんこ2つは当時の年賀状のために作ったもので、僕のオリジナルです。

左上のジョブーブが最初に作ったハンコなのですが、この写真の中だけでも上達を感じます。ちなみに彫ったものは今も実家にあります。

 

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この写真は昨年の春に、イベントのスタンプラリー用(写真上)とパンフレット用(下)に作ったハンコです。こうしてみると上の写真より少し上手くなっていますね。本当はもっと数があったのですが、各ブースに貸し出した際に返却の旨を伝えるのを忘れていて、いくつかは行方知れずとなっています。

絵柄はイベントロゴ以外はすべてオリジナルです。一つ作るのに1時間弱くらい?です。ちなみにハンコの素材、インク、トレーシングペーパーはすべて100均で揃えました。トレーシングペーパーとは絵柄を消しゴムに写すための紙です。カッターだけは100均ではなく、愛用のOLFAの30°刃のものを使用しています。

こういったものを企画に沿って自分の意図通りに作れるのは嬉しいですね。そういえば先述のパンフレットも僕が作ったものなので、後日また紹介したいと思います。

 

あまり話すことがなかったので説明はこれで終わります。本当は先述の紛失したやつとか、バイト先で使ったコーヒーのイラストのハンコとか、もうちょっと数があったんですけど、見せられなくて残念です。とりあえず作ったものの記録を残しておくのは大切ですね...。

今回はこれで終わります。年内にはもう一回は更新します。ではおやすみなさい。

 

2020/12/25

寒い

12/20まで心の余裕を失っています。というのも12/20に氷の楽器で演奏会をすることになったのですが、管楽器のみまだ見通しが立っていません。正直焦っています。こういう真にヤバい課題というのは普段の生活でも脳のリソースを奪っていきます。恐ろしい。というわけで少しいろいろ滞ります。