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第三十一回:ショーウインドウ「四季の鳥瞰」

第三十一回は課題回「四季の鳥瞰」です。学部2年の時にやった「天神のきらめき通りのショーウインドウをデザインする」という課題です。資料を発掘するのに骨が折れました...。天神というのは福岡市内にある街の名前で、きらめき通りというのはそこの中の大通りです。ちなみにきらめき通りという名称があっているかはうろ覚えで自信がありません。今回はこの課題について話していきます。

 

まず当時の僕はデザインを舐めているので、現地調査へ行っていません!浅はかですね。そんな中この課題をどう考えたかというと、天神を行きかう人々は目的地に行くためにただ移動しているということに着目して、自分を俯瞰するために天神の街並みをショーウインドウに納めるという方針を立てました。コンセプトは「ショーウインドウを見る人に自分のいる場所と時間を感じてほしい」です。

 

それをどうデザインに落とし込んだかというと、まず場所については先ほど触れたように、天神の街並みをショーウインドウに収まるサイズのミニチュアにして再現することで、自分を客観視する意識を持たせようとしました。時間についてはショーウインドウの中で場所によって季節を変えることで、時間感覚を失いがちな現代人に自分のいる季節を感じてもらう、ということを表現しようとしました。そのイメージ図と模型が下図になります。

f:id:FuruSato:20200918231423p:plain←Sketch up 2016で作成

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またもう一つの工夫として見る人の俯瞰の意識を高めるために、下図のようなショーウインドウのガラスに鳥の模様を入れました。これにより街を上から眺めてもらう意図に気が付いてほしいというねらいがあります。また、鳥の色は各季節をイメージしたものになっています。

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今回の紹介はこんなところになります。振り返って思うことはまあまあありますが、なにより現地の調査は行くべきでしたね。その場所の特徴だけでなく、雰囲気などを感じとることはデザインにとって必要な要素であると今になって思います。我ながら着眼点には光るものを感じるので、惜しいですね。あとは模型作りがまだまだ下手な時期ですね...。この頃は技術不足というより、単純に模型への知識が不足していますね。この模型も大枠はマスキングテープで止めています。逆に今の自分の上達具合も感じることができますね。

 

こんなところで終わろうと思います。紹介したい課題はまだあるのですが、今回のように資料の発掘が大変なんですよね...。話しやすい題材が減ってきたというのも割とこれが原因です。当時ちゃんとまとめておけばよかった...。話は変わって私事ですが、今日学会の資料提出が終わって一段落しました。今非常に眠く、今回はいつもより文章が整然としていない気がします。読みにくかったらすみません。というわけで今日は寝ます!おやすみなさい。

 

2020/09/18